銀ねずのお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
地図を見て女房はすごく嬉しげに「姨捨山ってほんとにあるのね」
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雪路
プライドは無いと言うほどあることを 分かっていても無いと言うのは
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雪路
バイバイと言ってバイバイと返される恋をしてないあなたが悪い
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雪路
夕空と君が手を振る坂の上 どうして嘘は赤いのだろう
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雪路
不感症なのかと聞いた同じ口で愛してると聞く君が好き
5
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雪路
愛してる愛されてない愛さない 愛を見失う 愛があること
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もぉりもり
ふたつめの角をまがって、ぼくたちはあかるい豆腐を買いにゆきます
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笑能子
だらだらと炬燵の殻を脱ぎ捨てて痕跡残しつ娑婆へと戻る
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みなま
どのひとの上にも雪は積ってて短歌教室雪の歌並ぶ
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もぉりもり
電線にとり囲まれて終わらないリングに立っている気分だ、一月
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己利善慮鬼
古き日は色で始まり今の日は愛で始まる二人の話
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亜貴
その口が「お前が好き」と動くのをどこかで待ってた私と サヨナラ
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六日野あやめ
さよならだ 太陽に吹かれ消えてゆく彗星みたいにまばゆい日々に
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こぐまじゅんこ
はるくんにもサンタはくるよ だからもうつかまり立ちはやめて寝ようよ
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ナガセリュウ
都会では多くは見えぬ星の数くらいにはある正しさの種類
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美津村
かつての如く時計を早めて会ひにゆく店は昔のままあるといふ
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たえなかすず
東京で暮らすんでしょう ベルが鳴る抱き寄せられる、必死で笑う
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もぉりもり
北風と名前をつけた冷蔵庫しんしんしんと銀の鈴冷やす
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ナガセリュウ
ひとりじゃないひとりじゃないと話しかけるジョージと名前をつけたヤカンに
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もぉりもり
帆船のシーツたなびくベランダで旅立つように街を眺める
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