凌霄花のお気に入りの歌一覧
滝川昌之
西窓のゴーヤの蔓をはずしたら茜入りくる晩鐘の刻
17
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ななかまど
クレムリンの大き机に一人座し自我に張り付く孤高の人よ
15
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へし切
さみしさを色なき文にしたためて送れば もみぢに染まるでしょうか
18
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杜鵑草
十五夜の月に兎は住まねどもすみゆくものは心なりけり
12
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横井 信
満月のひかりあふれる窓際で秋の夜長に読書が進む
14
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茂作
移されたみ墓にわれを導きぬ あきづ飛びかう隱岐の島影
15
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滝川昌之
ビーバームーン収穫祭を祝う月 里の廚を満たし照らせよ
18
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杜鵑草
にたらぬももちにも似たる栗月夜 月の桂や紅葉しぬらむ
11
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ななかまど
霜降れば味噌の香うれし汁椀にまつ毛を濡らし湯気にいただく
15
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滝川昌之
焼き芋を割って半分手渡すが妻に残った方が大きい
15
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横井 信
ポッカリと青空浮かぶ雲ひとつ秋のはたけに玉ねぎ植える
14
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茂作
亡き母が通ひきよめし御陵に われ立ちて吹く隱岐の島かぜ
14
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ななかまど
父逝きて七年の過ぐはるかなる声かぜにのる秋の入日よ
14
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滝川昌之
定年の記念旅行は妻と行く出雲大社へ円満報国
16
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ななかまど
朴の葉がそれにつけてもあの暑さ忘れまいぞと仰ぐ秋空
17
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恣翁
高き天 研ぎつるごとく青ずみて 川ゆ吹く微風 膚に浸まゆ
14
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へし切
沁みついた君がうつり香ほのかほる 秋の長夜をひとりかも寝む
13
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さいおん
遠見 三笠山者 不明 夕片設而 霧立度
15
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茂作
いつもかく寂しきものかきりぎりす 月よ出でよと闇に鳴くなり
14
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へし切
あの頃は何もなく でも楽しくてしあわせだった そんな夢すら・・・
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