凌霄花のお気に入りの歌一覧
横井 信
通勤の列車で少し読む本も佳境に入る金曜の朝
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茂作
霜月と云へども今日の暑さかな いまだに遊ぶ畑に胡蝶は
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ななかまど
葉の落ちて寂しき柿の枝の実を朝の光は磨いておりぬ
14
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滝川昌之
着ぶくれて柔和に見える柴犬は衣替え自動冬毛スタンバイ
12
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茂作
尋ねこし隱岐の山邊の御陵に 季節を忘れたうぐひすの聲
16
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横井 信
ハナミズキ赤く染まった街路樹を見慣れた朝に見つけた手紙
14
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滝川昌之
寝付けずに一番鶏を待つ明けは星と一緒に森へ帰ろう
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へし切
想い出は今もやさしく輝いて木漏れ日の中なつかしき日々
12
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敦希
望月に昨夜の語りは忘れなむ 缺けゆくに任す想ひ細ればや
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茂作
すずなりの柿の殘れるかどの家の あるじ病みしと人の傳へる
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横井 信
退院の父の隣で初取りの秋大根を抱えて笑う
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ななかまど
一枚を虫にほどこす白菜は初冬をひかえ固く丸まる
15
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滝川昌之
落葉に雑木林を見上げれば日ごとに広くなる澄み空が
14
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横井 信
街路樹の秋色深くはらり散る紅葉と交わす朝の挨拶
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茂作
昔わが友とのぼりし楓の木 幹太くなり繁り殘れり
14
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横井 信
秋草に朝のひかりのまた少し柔らかくなるみどりのゆらぎ
10
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茂作
訪ぬれど知る人の無きふるさとの 在りし昔の山は變はらず
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へし切
秋暮れてしぐれに濡るるもみぢばはただ老い人のたもとなりけり
13
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ななかまど
無口なる時もの考えるわけでなく音たててただ柿の種喰む
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滝川昌之
皿洗いから始めます師匠たる家庭料理を妻に習えば
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