凌霄花のお気に入りの歌一覧
滝川昌之
もう冬だ手加減しろとシェーバーに懇願しだす俺の顎ひげ
19
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杜鵑草
今日よりぞ冬立ちぬると聞きしかばせきてもみぢ葉色まさるめり
12
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横井 信
立冬の風に押された踏切で車輪の軋む古い自転車
12
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茂作
今落ちし枯れ葉の上を照らしては にしき織りなす秋の夕燒け
16
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へし切
秋暮れて枯れゆく小野の浅茅には君をしのぶの草ぞおひける
14
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茂作
奧飛騨の宿の軒端の唐辛子 赤に染まりて紅葉誘ひぬ
17
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杜鵑草
おぼつかな愼ましき身はその折に誰をかほかの思ひ出でにせむ
11
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横井 信
雨を待つ秋の畑の色あせた枯れた苗木をやさしく摘む
16
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ななかまど
呼びもせぬカメムシ窓に張りついて悩ましきかな冬来るまでは
17
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滝川昌之
歪でも海苔がパリパリしなくてもおにぎりは家のお手製がいい
20
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へし切
秋ならぬ夏日を思わす陽射しにも 朝夕寒し冬隣りかな
14
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へし切
りんだうの花の色こそ咲きそむれ せつなきほどに寂しき秋に
16
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ななかまど
黄葉の銀杏を愛でし大切な人現世はやばや出てゆかんとす
16
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滝川昌之
エスコートキッズのように手を握り晴れ着のママがゆく七五三
19
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横井 信
乗り換えをゆっくりと待つバス停のそっと挟んだ落ち葉の栞
14
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茂作
立ちかへりまた來ん時もあるものか つくづく見なん隱岐の島影
15
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杜鵑草
じゃこ天を貧乏臭しと腐ししはまことを知らぬ知事にぞありける
9
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杜鵑草
岡山を出づる特急「しおかぜ」のすゑは松山波を追ひ越し
11
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へし切
ときはなる松は緑に常ならむ いまはもみぢの色まさりける
14
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恣翁
月影を浴びし二人は俯きて 語る息さへ白く凍りぬ
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