時計台のお気に入りの歌一覧
茂作
懷かしき思ひ驅られるこの景色 きつと父母未生に見た夢
12
もっと見る
凌霄花
名に請わばいざ行きて見ぬ矢喰宮地鳴りもろとも落ちし大岩
10
もっと見る
へし切
あれこれと物は値上がり貧困に 上がらぬ賃金 下がる年金
11
もっと見る
ななかまど
和平への入り口出口さがしても本音引きずる戦車の羅列
14
もっと見る
滝川昌之
悪友と初夏の陽気とテラス席ビールと目で追う薄着の美女と
12
もっと見る
KEN
樹神らの 千年永らう 魂と見ゆ 疾風と雨の 後の山霧
9
もっと見る
KEN
ゆくりなき 嵐を夜叉と 騷ぐかは 鳴神靜む 野辺の葦切
9
もっと見る
茂作
狹き庭草を毟りて泥土の 軍手を洗ひ この家に夏
16
もっと見る
へし切
留守電にすれば心も晴れ渡る 勧誘 詐欺の迷惑もなし
12
もっと見る
ななかまど
一つ覚え三つ忘れて行くわれのスマホのアプリはわれの戦跡
12
もっと見る
滝川昌之
校庭の外水道の錆び臭さ持ち歩かない水の時代の
11
もっと見る
横井 信
まだ朝の涼しい風に梅雨前の小鳥と遊ぶみどりの若葉
13
もっと見る
茂作
閃光の消える間もなく轟きぬ 雹を吐き出し狂ふ雷神
14
もっと見る
へし切
この国の 政治経済ままならず 頼るは団塊 預貯金ばかり
10
もっと見る
ななかまど
傘に降る雨の重さを感じつつ遠回りして紫陽花の毱
15
もっと見る
滝川昌之
老兵は置き傘くらいの存在で若手動かし時々救う
14
もっと見る
艸介
吾が耳を、吾が臓を、どうと打つ この風こそが故郷なりけり
9
もっと見る
恣翁
光りたる円き舷窓 列を成し 制服に並ぶ釦のごとし
12
もっと見る
茂作
咲く花に露を殘した朝顏の なお待ちかねる夏の夕暮れ
23
もっと見る
灰色猫
ありふれたごく平凡な手のひらで水を掬えばきらめくばかり
14
もっと見る
[1]
<<
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
|
12
|
13
|
14
>>
[45]