時計台のお気に入りの歌一覧
茂作
梅雨晴れ間捥いだ蜀黍サクサクと 孫の齒音の嬉しかりけり
15
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西村 由佳里
これからの一年間を君らしく一歩一歩と前に進んで
6
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へし切
しきたへの枕片去る 短夜を 君が寝息の懐かしき夏
20
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滝川昌之
暮れてなお余韻を残す夏至の夕 湿気った昨夏の蚊取り線香
15
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さいおん
ひさかたの 雨の降り敷く 六月に 紫陽花咲くは 常ならめやも
8
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ななかまど
咲き切ることが言葉を持たぬ愉しさと一日の命にキスゲの花は
14
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摩耶山愛登家
草枕 旅より戻る 君がため 手に携えた 白薔薇の花
2
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横井 信
蒸し暑いはっきりしない梅雨空にくるくる踊る2頭のアゲハ
12
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凌霄花
復興の希望と力を漲らせ夾竹桃は平和を祈る
14
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灰色猫
夏告げる雨にうたれる睡蓮の鉢でざわめくわたしはめだか
9
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灰色猫
とりどりの子供の傘がくるくると雨を弾いて僕もくるくる
8
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茂作
雨に濡れ紫陽花映えるその路で 若い二人は戀を始める
14
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桜田 武
妻留守の昼餉は我がレトルトカレー妻の味に劣るが飢えはせず
5
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桜田 武
戦好まぬがウ軍反撃の報わが身喜ぶ 正義の戦だ
4
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桜田 武
半袖の腕ぬける初夏の爽快さ永遠に過ごしたしこの大気の中
5
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ななかまど
死者の持つ重き白旗に背を向けていかにつくろうその鉄面皮
14
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滝川昌之
「たむらや」の味噌漬けがあり酒二杯、飯一杯を味わいすする
17
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横井 信
月曜の朝は暑くて水無月の動かぬ風に夏はこれから
14
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凌霄花
理性より色欲勝る陣笠の成れの果てなる雲隠れ
12
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今でも幸ちゃん
戦争に死者絶え間なし居間にある地球儀かくも丸々あるに
5
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