茂作のお気に入りの歌一覧
滝川昌之
初夏行きの列車に若干空席が残っていますお急ぎください
16
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杜鵑草
なにとなくものめかしくも見ゆるかな高校入学しつる男子は
11
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横井 信
犬を連れゆっくり歩く葉桜に変わる並木に揺れる木漏れ日
14
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まほろ
桜咲く日々の終わりが惜しまれて遠回りする 風がやさしい
9
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へし切
春色の風に誘われ微睡めばやさしい君に逢えるだろうか
16
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ななかまど
カタクリを初夏の風撫でて吹け紫揺れる里山の春
16
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滝川昌之
手でちぎるキャベツはさっと火を入れて春には甘さを増す回鍋肉
16
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横井 信
街角の柿の若葉の新緑にきらりまぶしい夏めく陽射し
11
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しきしま
梅の花春の盛りに紛らせて散るや別れのつらきを思へば
8
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滝川昌之
葉桜に春光強くなりゆけば街には日傘追いかけて咲く
23
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へし切
受け継げる兜飾りは孫のため古き姿も雄々しかりけり
14
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ななかまど
ぱっと咲きさっと散りゆく儚さを大和心といにしえびとは
14
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リクシアナ
うつし世の澱みに屯す花筏あすの流れをひとひらが行く
10
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横井 信
山寺の祭りを告げる春風に八重の桜のふわりと揺れる
19
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滝川昌之
ホームズのライバルみたいな地名だがモーリタニアは蛸の名産地
13
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恵雪
ゆるとした靴下を履く母のため吾が書き記した名前の残る
10
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へし切
哀しくも老いて永らふ命かなさかりに花の散るを羨み
15
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ななかまど
思い出は寒がりだから忘れずに胸の暖炉で暖めており
12
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美生子
飴色に使い込まれたつげ櫛に祖母の匂いは微かに残る
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横井 信
道端のシロツメクサの一群を踏み締めながら春風を待つ
14
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