茂作のお気に入りの歌一覧
へし切
卯の花の咲き初む垣を横切ればほのかに香る初夏の風
16
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ななかまど
咲きだしたマーガレットに遠き日の花に重なるときめきありき
16
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滝川昌之
雫さえ雨後の若葉は去りがたい柔い黄緑焦がさぬように
17
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夢花火
飯くぼみ 落とす玉子に 醤油垂れ 掻き混ぜ掻き込む 至福の味わい
4
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横井 信
笹舟を作ってみせた父の手を思い出しつつ浮かべる水面
15
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滝川昌之
休日にやろうと思ったリストなど飲み友飛来で木っ端みじんさ
16
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恵雪
細々と伸びる檸檬を慈しむ いづれ花咲く日もあらむと
8
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へし切
家々に久しく見えぬ鯉のぼり泳ぐ姿はアルバムの中
15
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ななかまど
忘れずにはるばる飛んで来てわれの頭上めぐるはあいさつなりや
17
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横井 信
小雨降る春の休みに絶え間なく流れる川を横切るツバメ
12
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へし切
ふるさとと平仮名で書く懐かしさ 帰っておいでと呼ぶ声がする
14
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美生子
盲目の父の手の指あたたかく並んで歩く葉桜の道
17
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滝川昌之
有能な秘書の仕業でございます貴女に出した招待状は
11
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ななかまど
水面吹く風おさまりし夕まぐれつましき人らの営みありき
15
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横井 信
里山の五月の空の鯉のぼり夏待つ風にふわりと泳ぐ
14
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恵雪
久々に夢に出で来し母と乗る列車廃止のローカル線の
7
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へし切
ウォーキングながらに浮かぶ言の葉を忘れぬように呟きつぶやき
15
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ななかまど
気がつけば桜散る散る夕まぐれ寂しい春よわたしの四月
16
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恣翁
生温き磯の春風 眠たげに 店の暖簾をふわと煽れり
11
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滝川昌之
大局に立つということ優位でもやはり象は蟻を潰さない
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