茂作のお気に入りの歌一覧
ななかまど
すぐ脇をエスカレーター踏み上がるひとの利得はどれほどなるや
10
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恵雪
日が延びてゆるり茜に染まりゆく窓見やりつつ夕餉の支度
11
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横井 信
鉄塔に蔦の絡んで初夏の風そっと吹き抜け白雲運ぶ
11
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へし切
死に様は生き様なるか人の道 誠ひとすじ親父の様に
12
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滝川昌之
まだ柔い柳が風に薫りだす吹き流しでも真似てるように
14
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ななかまど
ティシャツと長袖交互に活躍す何処に消えたり四季の境目
15
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兎桃
食卓に妻の陶作置きたれば見下ろす度に顔の綻ぶ
6
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横井 信
芝犬は尻尾を揺らし田園の畦道駆ける初夏の風
12
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滝川昌之
ブラウスにてんとう虫が停まり来て老いた妻にもまだ花はある
17
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へし切
五月入る折しも雨の降り頻けば心閑かに言の葉あそび
15
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ななかまど
畑に蒔く種にそぼ降る夜半の雨優しく濡らせ天のしずくよ
16
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横井 信
ツバメ舞う雨の降り出す路地裏をぼんやり照らす古い街灯
16
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へし切
卯の花の咲き初む垣を横切ればほのかに香る初夏の風
16
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ななかまど
咲きだしたマーガレットに遠き日の花に重なるときめきありき
16
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滝川昌之
雫さえ雨後の若葉は去りがたい柔い黄緑焦がさぬように
17
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夢花火
飯くぼみ 落とす玉子に 醤油垂れ 掻き混ぜ掻き込む 至福の味わい
4
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横井 信
笹舟を作ってみせた父の手を思い出しつつ浮かべる水面
15
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滝川昌之
休日にやろうと思ったリストなど飲み友飛来で木っ端みじんさ
16
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恵雪
細々と伸びる檸檬を慈しむ いづれ花咲く日もあらむと
8
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へし切
家々に久しく見えぬ鯉のぼり泳ぐ姿はアルバムの中
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