草津和泉守のお気に入りの歌一覧
横井 信
解体の工事現場の夏草に蝶は舞い降り集める陽射し
11
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茂作
椋鳥の跳ねては歩み近づきて 朝の畑に新たな仲間
14
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灰色猫
人ならば通じ合えると信じたい夢幻は人の世ではない
8
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灰色猫
提言も謝意のすべても無視をして心を問えど空を切るなり
8
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灰色猫
いっときの齟齬で途絶える友情は細くて長い糸だったのか
7
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灰色猫
いつからか重い荷物に慣れたのは涙の粒に慣れてきたのは
10
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へし切
君恋ふる 常盤の山の梔子の いはぬ色なる花にこそあれ
13
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ななかまど
玄関の妻が好きだと言う花は横文字なればまたも忘れる
13
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Aquarius
声高な賛成者は と同時に声高な反対者でもある
1
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滝川昌之
楕円抱き平尾誠二がしたようにつむじ風グラウンドを駆ける
14
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いろは
大空に 己の意味を 問うたとて ただ風の音が ささやくばかり
7
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横井 信
街角に命の満ちる初夏の雨やさしく握るみどりの果実
16
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いろは
成人し 長い月日が 流れても 思い浮かぶは 幼き面
8
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うすべに
ためし掘り つぼむあじさい息こらす父の笑顔と庭のじゃがいも
8
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滝川昌之
ぐるぐると財布の中を逃げ回りレジを待たせる端数の小銭
13
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横井 信
夏までのこよみ数える夕暮れの森の梢で争うカラス
12
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茂作
不如歸聞かぬ吾が里卯の花の 咲きて待つらん夏の訪れ
15
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河のほとり
いとはるる身はこの里に住むものを帰る宿なき心地こそすれ
7
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さいおん
暁 夢尓見来 吾背子 物念益 朝将歎
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さいおん
由原野尓 将戀鳥波 霍公鳥 汝之始音乎 来鳴令響
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