草津和泉守のお気に入りの歌一覧
横井 信
まだ風のかたちは見えず僕はただ冬の木立を通り抜けてく
16
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へし切
思い出にしばし慰む ふるさとは 遥かなれども あの日のままに
16
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ななかまど
指なしの手袋雨水に着けるとき春の手ざわり指先にくる
22
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滝川昌之
赤福はあんこ長屋にもち店子お伊勢参りにくっついてゆく
19
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横井 信
ただじっと冬の朝陽を待っている駅舎の鳩の見送る列車
16
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KEN
とつくにの 光ばかりの 春想ふかは 風花ゆ 時雨に変へて 虹渡す天
15
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うすべに
奉納の瓦の文字のあざやかさ 祈りささやか見まもる乙女
9
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茂作
どやどやと子が子をつれて上がり口 とびら開きて初春はきぬ
19
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へし切
あらたまの春を向かへて初詣 この令月の風は和らぎ
13
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ななかまど
ランニングシューズの色を眺めおり季節の先を走りゆく色
15
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滝川昌之
めずらしく散歩についてきた妻は無言で作歌の時間手伝う
15
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横井 信
歌声がそっととどけば庭先の梅のつぼみに弾けるひかり
14
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KEN
陽と鬱を 瀬に織り洗ふ 細指と 思ほゆ溪の 冬木立かも
13
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奥月汀
ぬめらかな運河のうちに閉ざされてふたり彷徨うさかしまの街
9
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ななかまど
秋の陽はそろりそろりと知らぬ間に畳を這いて襖を照らす
14
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び わ
手話の歌紅葉を熱唱妻の前音程合わずそれでも拍手
6
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横井 信
秋風に色を染めゆく街路樹のほんのりあかいとなりのほっぺ
9
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茂作
天高く空挺ヘリの通ふなり 乙女はいづこ身を潛めしや
16
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へし切
老いぬれば誰そ彼時は 街の灯も人も恋ひしき 秋の夕暮れ
12
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ななかまど
風吹けば今年の務め終えたりといさぎよく舞う欅の黄の葉
13
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