さちこのお気に入りの歌一覧
秋日好
しっとりと止まない時雨に降り込まれ心の湿度去らぬ宵口
10
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滝川昌之
地層化し箪笥に眠るフリースの発掘作業は初霜の朝
26
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滝川昌之
編む妻の温みよ届け三度目の一人の冬に向かう息子へ
23
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只野ハル
カミーユと云う名それぞれ幸薄くモネ、クローデル、ビダンでさえも
8
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横井 信
厳しさにこぶしを握る北風も優しくつかむ蝶の羽ばたき
14
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滝川昌之
膝に居て門前に居てやがて吹く北風に入る小僧は忙し
21
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滝川昌之
幾重にも稜線ごとの濃淡に色づきうすく蒼き秋山
19
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ななかまど
口のなか飛んで弾んで今年米あまき匂いの香り吸いつつ
13
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滝川昌之
来年の手帳が書店に並んだら 第四コーナー ラストスパート
20
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滝川昌之
競い合い真似てはみるが近づけず入り日の母さん見上げるコキア
15
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ななかまど
球根に巻いてある帯といてやる思い楽しく咲かしめたまえ
13
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秋日好
止まり木か救急箱か代用品真っ直ぐな目で欺瞞を見抜け
10
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みをつくし
和歌の道 歌唱の道にも通ずるや 韻律旋律音感調和
17
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秋日好
遠き冬瑠璃には浅く凝りたる妹の求めた思慕の証よ
2
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谷村思亜
神様に 頂いた道を細々と 独り往くなり心一つで
6
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び わ
源次郎少年を切り武蔵悔い悔い残さずと誓いしものが
6
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滝川昌之
朝陽受け真鯛色したうろこ雲 恵比寿様なら釣りたき美空
21
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ななかまど
秋の陽の路傍に白し小さき花なまえ知らねど力の宿る
10
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滝川昌之
群れまいと固持するごとく高啼いて気高き百舌鳥の心緩めよ
30
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ななかまど
西の窓まだ明るくて秋の暮れ「かぜのてのひら」淡き陽のもと
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