詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
横井 信
冬の朝 工事現場の陽だまりに重たくひびく働くちから
14
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KEN
あと幾夜 耐へて咲くかは ひめじおん 低くき朝日に 霜光る野邊
7
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ななかまど
大根を抜いて洗って冬に入る沢庵漬けは二人三脚
10
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滝川昌之
草紅葉エノコログサは愛犬を偲ばす色で膝をくすぐる
16
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灰色猫
風もない原生林も海もない酸素に満ちた惑星なんてない
7
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灰色猫
愛憎が深くなければ秒針は胸を刺さずに止まっていたのに
13
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灰色猫
対話というツールだけでは届かないその悲しみに貼りゆく切手
11
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横井 信
暗くなる町に明かりの灯るとき僕の気持ちに影が生まれる
10
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ななかまど
生まれ来てこの世あとさき去りゆくも定めとおもい来し方おもう
10
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みをつくし
挽歌への中傷さすがに耐へ難し ご自分を大切に 私は去ります
21
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緒川みるな
棘をもて 人を殺むる 言の葉は 淋しからずや 妬む心を
13
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ななかまど
しのぶこと懐かしむこと七五三鳩をかき分け七五三衣ゆく
10
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みをつくし
うつぶけるシクラメン愛づ小春日に 何事もなく時は流れて
22
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ななかまど
かつらの葉黄の色とどめ香を落とす樹下の陽だまり初霜の朝
10
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トウジさん
松茸の香を求め落胆すレトルト食でわ欠片も感ぜず
7
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横井 信
真夜中にまあいいやってつぶやいて切り替えている昨日と明日
13
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夏深
猫一匹通らぬ路地に静かなる午後ありけり掛け替えのなき
7
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灰色猫
恋をした恋をしていたはずなのに秋がすべてを灰にしたんだ
9
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灰色猫
愛としか言えないものを否定して恐れてました初恋でした
7
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灰色猫
無造作に刺してるようで計算し突き刺しているストローの位置
7
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