千映2のお気に入りの歌一覧
横井 信
真昼間に柔らかに降る蝉時雨 川の浅瀬に夏はきらめく
14
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恣翁
古びたる ひがしの茶屋の代赭色 紅柄格子に秘めし火遊び
13
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灰色猫
地下室で孤独について物思う安らぐ時に耽ったままで
8
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茂作
狹き庭草を毟りて泥土の 軍手を洗ひ この家に夏
16
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滝川昌之
サンダルが「お帰りなさい」と受け入れる素足は去年の秋口いらい
15
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茂作
二年の時を隔てて吾が宿に 紫陽花咲くや夏の始まり
14
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恣翁
灰色に涸れたる泥に 生温き運河の潮 睡たげに満つ
11
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横井 信
水口に流れる水に手を当てて百合のうなづく夏の訪れ
12
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茂作
澄まし顏そつと近附く椋鳥に お裾分けする春の穫り入れ
15
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へし切
千年の願いは 人の平らかに 奈良の古刹に灯す篝火
10
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茂作
溶け出した春の光に包まれて 梅の梢に淡き紅色
15
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茂作
君と逢ふ心ぞ辛き今日の日は 仕舞ひの時を如何に過ごさむ
14
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へし切
吾が妹と二人居ませばいくばくか 痒しこの背の閑かならまし
10
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Proverbe
言はぬが花知らぬが仏の喩へあり 雉も鳴かずば撃たれまいにと
15
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へし切
恋妻の思ひはおなじ 逢ふことの 絶えてしなくは哀しからまし
11
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Proverbe
白刃を踏み熱鉄を飮むとかや げに恐ろしや 虎口龍穴
15
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茂作
春を待つ梅に賑はふ寒すずめ 聲音を眞似よ上手さは問はぬ
17
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灰色猫
この文はあなたを守る魔法です私の名前をただ唱えて
7
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灰色猫
雪だるまひとつ丸めておきますね桜の枝の手をこしらえて
8
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灰色猫
君の名は私にとって魔法です君にとっても同じでしょうか
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