羽のお気に入りの歌一覧
林ユキ
真夜中のじんと冷たい満月をかぢれば薄荷の風吹き抜ける
20
もっと見る
たんぽぽすずめ。
煌めいて月に溶け込む靴下の雲を聖夜へ予約しておく
25
もっと見る
田中ましろ
手のひらをひらひらとふるすこしだけわらうせなかをむける 止まって
8
もっと見る
御崎 耕
辞書を引くどんなに些細な言葉でもまた出会う日に名を呼べるよに
16
もっと見る
ムラサキセロリ
対真奈美ミサイル(ガトー・ショコラ)二基買う 抑止力で避けろ戦争
5
もっと見る
ライテウ
火を放つことの延長線上に言葉を発すことがあるのだ
3
もっと見る
さとうはな
わたしだけ動けずにいる空の底 薄くれないの時はゆくのに
13
もっと見る
詩月恵
きんきんと真白に凍る三日月に刺されあなたを思い出している
14
もっと見る
卯月
六年の眠りの果ての暁に姫は目覚めの口づけを待つ
5
もっと見る
薫智
柔らかい放物線を描いてるスリーポイント優しくうつる
11
もっと見る
聴雨
千万の星に想ひのある如く瞬けるもの消え落つるもの
10
もっと見る
垂々
たぶんこれが最後になるね 楽しげにみえるふたりを影でつくった
21
もっと見る
ケンイチ
僕はもう地球を忘れしらじらと月の満ちたる雲間に眠る
6
もっと見る
まるたまる
沈む陽を悲しんだってしょうがないあと20年元気に生きる
18
もっと見る
詩月恵
冬の雷いたいあいたい夜にいてきみの全部をかき消していく
7
もっと見る
御崎 耕
途中でも色はひろえるシリウスの描いた虹に会いにいくなら
21
もっと見る
逢
あたたかい人が伝える「ごめんね」と「さよなら」だけはどこか冷たい
9
もっと見る
ライテウ
手のひらにいくつもの傷つくりつつやがて滅びる星を見あげる
2
もっと見る
詩月恵
言い出せない好きもごめんもさよならもつないだ手から伝わってきた
20
もっと見る
螢子
自ずから道切り拓き歩みゆく君の未来にうたは羽ばたく
14
もっと見る
[1]
<<
1
|
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
>>
[85]