詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
山崎ふゆ彦
気の利いたせりふ一つも言わぬまま兄は静かにいのち仕舞いぬ
11
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いわこし
青空の端から割れる五月忌に巨人の背中幻視する我
5
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inosann
隣席を妻に譲りし女子のいて「次の駅にて降ります」からと
20
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君丸
きらおちて 飛んで流れて消えるなら 歌に仕舞いて ちらかしておく
10
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詠み人知らず
むらさきの 目元うるわし 優し君 幸せになれ 並びなきほど
11
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詠み人知らず
ルネサンス「今を楽しめ あすの日の 定かならねば」 むむむと思ふ
15
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只野ハル
伐り過ぎて立ち枯れた薔薇そのままの根元に草が生え水をやる
22
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コタロー
朝一番散歩をすれば知らぬ人挨拶くれて彈む心よ
5
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コタロー
道端の小さき草が一輪の小さき花を咲かせて終はる
7
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西村 由佳里
いくらでも触れていいんだ今日だけは眠り続けるあなたの頬に
7
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石川順一
芋虫が消えてしまった今日の日は柑橘類の淋しさ思ふ
14
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天鳥
ホラー読み黒雲わいてゴロゴロといかづち落ちて怪異現る
6
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詠み人知らず
心臓とシェーグレーンの病い得た ますます君を ますます僕は
22
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野々花
まだ髪に似合うでしょうか柔らかなしろつめ草の冠を編む
26
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九條千鶴
写真には過去しかないのと同じで私には今しかないのです
7
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只野ハル
創作の旅に出た作家の捜索は難航しているらしい
14
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いわこし
硝子函のヤドクガエル描く君毒の色彩画紙に転写す
7
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中野美雄
きみひとり逝くに遺せし言の葉を思いめぐらす青き日暮れに
10
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リクシアナ
思惑の渦逆巻くる混沌を煮詰めて苦き妙薬を賭す
18
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千映
花終り牡丹の首にハサミ入れ「ごめんなさい」と目をつぶる
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