里香のお気に入りの歌一覧
横井 信
ちらほらと桜の咲いた街角にゆっくり落ちる朝の雨音
17
もっと見る
ひな ろくろう
ぽとぽとと鰐ごと花の落ち來るを訝り見ればすずめの仕業
6
もっと見る
吳佳斌
心あらむ ともに桜へ 見ぬ君に 今ただ見れば なぐさめてけれ
12
もっと見る
ななかまど
咳ひとつ発ててはならぬメジロかな小枝の先にわれ見ておらん
22
もっと見る
うすべに
うす暮れのしだれざくらに魅せられて 下ゆくひとの頬うつくしく
20
もっと見る
鞘森天十里
我が街に桜並木のあるゆへに書を借りに行く道も浮き立つ
10
もっと見る
杜鵑草
掃除機の前にハエトリ居座れり やれ早よ退けと言ふておろがね
9
もっと見る
縫
「暖かい雨だね」と憂う君に恋い忍ばせた春の予感
8
もっと見る
立華翠
去り際の 惜しむ言葉も無いままに 別れゆくひと 忘れゆくとも
12
もっと見る
ひな ろくろう
境内はもの音もなく時折に竹の枯れ葉がひかりつつ落つ
10
もっと見る
び わ
手話の会聴こえぬ吾に温かく手指心が伝わりてくる
10
もっと見る
ハーコット
桜散る目にも寂しき花しぐれ秘めし想いを夢と流せば
11
もっと見る
へし切
咲き匂ふ花も艶めく 春しぐれ 眺めの空に浮かぶ面影
20
もっと見る
しきしま
昔見し桜は今は有らねども無きゆゑにこそ恋まさりけれ
11
もっと見る
夏深
突然の雨に逃げ惑う桜道あなたの娘でいた頃のまま
10
もっと見る
夏深
暗い空に薄墨色して桜よこれこそ素敵でしょとばかりに
11
もっと見る
鞘森天十里
春雨に潤みて息もしやすかり花に水やるごときなるらし
10
もっと見る
灰色猫
磔にされゆく人の両の手に打たれる釘に似ている怒り
8
もっと見る
横井 信
春の日の強い陽射しに青空の下弦の月は淡くなりゆく
16
もっと見る
虹岡思惟造
春の香と初夏の薫りが入り交じる風吹き来る山辺の道
11
もっと見る
[1]
<<
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
|
12
>>
[31]