神戸風見鶏のお気に入りの歌一覧
灰色猫
しっかりと苗木を植える海中へ沈む国家の叫び想いつ
16
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へし切
記念樹の花の香にほふ秋日和いつしか君も不惑をむかへ
15
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横井 信
街の樹に彩り添えて霜降の湿気った風にレールの響き
12
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夢士
台風の爪痕激し我国土 パレード延期に敬意を表す
12
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滝川昌之
画材屋の絵の具売り場に品薄の朱色が秋を描くのですね
19
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詠み人知らず
咲き滿ちて夕ふべ紫苑の淡き影日々いつくしむ君を忘れず
19
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横井 信
締め切りの不安の残る図面にも窓の外から夜の雨音
13
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へし切
うたのわで拍手受くるは嬉しいと素直な思ひで歌を詠みたき
55
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詠み人知らず
明月の周りの星の靜かなる刈田の月夜に蟲の音ほそく
14
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滝川昌之
吾が掃いまた張り直す蜘蛛の巣の蜘蛛の思いを知る野分過ぎ
17
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灰色猫
人間が人間である証明にぼくらは服を着るのでしょうか
17
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横井 信
ひんやりと流れる風に鳥たちのやけに元気な朝の宴会
13
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翠燕
夕暮れの 風受く縁側 畑見ゆ 座して草取り 祖母の亡影
13
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滝川昌之
置き場所のない歌たちが悶々とアクセスできぬサイトを探る
20
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ななかまど
天災は忘れたころにやってくる死語になりゆく温暖化ゆえ
9
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詠み人知らず
秋深み障子に影の木の葉搖る夕暮れ侘し想ひに耽(ふけ)り
18
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灰色猫
心から妥協を許さず折りあげた鶴があなたを救いますよう
22
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横井 信
構内を歩きまわった一日の夜は涼しく十六夜の月
11
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横井 信
もがいてもつづく足踏み雲間から月が見ている涼しい夜道
10
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灰色猫
無邪気さも怒った顔も好きでした君への恋を水葬するの
14
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