夏深のお気に入りの歌一覧
音弥
駆けりくる駿馬の白きたてがみとおぼしき波濤の砕け散る岩
10
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たみ
春旅の約束せしに秋に去ぬつま呼ぶ声のなお響きけり
5
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ななかまど
木の枝の小さき綿雪ぽったらと落ちてまろべば子の俵雪
7
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恣翁
我がはるの立たむと 戯れし君や今 誰が恵方巻き 頬張りつらむ
9
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横井 信
今はまだ冬の田んぼの曇天の静かな朝に春の足音
17
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蔓葵
風かよふ雪げの空に春見えて絶え絶え霞む夜半の月影
13
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河のほとり
懐かしき里を思へば遥かにて峰に障らぬ雲ぞ羨しき
14
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菜々子
意味のない 涙は二度と 流さない 私自身を 汚さぬように
10
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ななかまど
悲しみは人の心に刻まれてあの日の海と生活の灯り
12
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恣翁
昨日より洗ひ置きたる硯さへ こほりつきける手水場の寒
14
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音弥
提案は自然へ二人マウンテンバイクを積んで勇み出発
10
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滝川昌之
予備校の新舎のすみに墓碑ごとく老舗料亭屋号を遺し
12
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横井 信
春を呼び風は吹くらし東雲の流れる空に発つ鳥の声
15
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横井 信
ただ日々の心に浮かぶ言の葉のそっと溢れる朝のひと時
16
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ななかまど
冬木立ち空に寂しも細やかな枝ひろびろとわが空とせり
9
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滝川昌之
待ちわびているのが「普通の日々」なんて僕らはやっと謙虚になれた
17
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横井 信
霞抜け朝陽の遊ぶ野ざらしの駅のホームに氷がひかる
15
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ななかまど
抽斗に熟成させし言の葉が芽吹かぬままにひととせの過ぐ
12
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わかばみち
お似合いです見知らぬ人に褒められてラベンダーのセーター特別になる
9
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滝川昌之
暗き世のピリオドとなれ望月よ願い凍てつく大晦日朝
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