詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
灰色猫
しっかりと苗木を植える海中へ沈む国家の叫び想いつ
16
もっと見る
夢士
百歳の翁微笑み去り逝きぬ秋雨の朝一人静かに
9
もっと見る
詠み人知らず
ややこしやアップデートに馴染むまで四苦八苦ついてく老いの坂
15
もっと見る
KEN
またひとひ よしなしごとを 終へて夜半 さまよふ路に 雨とこすもす
12
もっと見る
うすべに
雨上がり すすきの原の夕まぐれ 涙にぬれてりんどうの咲く
9
もっと見る
へし切
記念樹の花の香にほふ秋日和いつしか君も不惑をむかへ
15
もっと見る
横井 信
ひんやりと流れる風に鳥たちのやけに元気な朝の宴会
13
もっと見る
灰色猫
散ってゆく桜のように潔く失くした恋を卒業できずに
14
もっと見る
恣翁
鬱蒼たる鎮守の杜ぞ 月を背に 別珍のごと艶含みける
13
もっと見る
滝川昌之
画材屋の絵の具売り場に品薄の朱色が秋を描くのですね
19
もっと見る
翠燕
新生姜 じっくり煮詰め 佃煮に ぴりっと爽やか 食欲そそる
8
もっと見る
ななかまど
スマホ載るインスタ映えのタピオカもやがてなるだろう時代のしわに
7
もっと見る
ななかまど
いまわしい二センチ程の臭き虫視界の隅で悩ましき秋
6
もっと見る
神戸風見鶏
水光吸ひ上げ登る甘藷の葉 一輪插しに清し早緑
17
もっと見る
里香
新しく 出会い直せるものならば 顔をあらって泣いて叫ぼう
11
もっと見る
秋日好
摘果せず姫リンゴと化すひと口の秋の実りの深い紅色
17
もっと見る
滝川昌之
吾が掃いまた張り直す蜘蛛の巣の蜘蛛の思いを知る野分過ぎ
17
もっと見る
KEN
風に耐へ 打つ雨に耐へ にほふかな 小道の脇に 殘るむらさき
10
もっと見る
横井 信
締め切りの不安の残る図面にも窓の外から夜の雨音
13
もっと見る
へし切
美しき自然の恵み山水の荒れし野分の跡ぞ哀しき
14
もっと見る
[1]
<<
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
|
12
>>
[75]