詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
里香
間違えて 傷つけて 戻ってきて やっと私は自分を知って
4
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うすべに
店先に新米ならぶ窓の外 甲斐なく伸びる刈田のみどり
9
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翠燕
貧しくも 温情なること 大切と いくら粧せど 心にかなはず
17
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横井 信
ベットからまだ薄暗い早朝の空に飛び立つ鳥を見送る
14
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コタロー
青空に綿菓子のごと雲ふはり小型飛行機宣傳の聲
6
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コタロー
末枯れし蓮池に飛ぶ蜻蛉の紅き肢體の莖に止まりて
8
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コタロー
柿熟れて楓仄かに色附けば池のカフェにもジャズが流れる
6
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コタロー
秋草の小さき花にも小さき蝶耳を澄ませばせせらぎの音
11
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滝川昌之
トロよりも赤身を好む齢には暦に迫る霜降りつらし
21
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夢士
台風の爪痕激し我国土 パレード延期に敬意を表す
12
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灰色猫
三人で知恵を絞ってみた結果やはり筏は二人までです
18
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神戸風見鶏
祖父の手と結ぶ童女の聲聞こゆスキップ蹈みつつ「葉っぱが一杯」
19
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KEN
雨のあと 月冴えてなお 響くかな 秋の櫻葉 散らす露の音
14
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夢士
やあ」「よう」と言ひつ互ひに胸元の名前に目やる同期の集ひ
14
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へし切
こんなにも君への道は遠いけど夜ごとこころは夢路を通ふ
16
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横井 信
雨間にも季節はずれの半袖で町を駆け抜け届いた言葉
12
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恣翁
午鶏を聞きたる農家の竹薮に 数多垂れたる烏瓜かな
13
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神戸風見鶏
木犀の青き花芽の集ひをり 迷ひの果てに心開けず
20
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ななかまど
明日のこと疑わざりしを台風よ箸を持つ手の今朝の重たさ
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滝川昌之
気を使い「行ってきます」と去る息子きみ待つ街に帰るとしても
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