露草のお気に入りの歌一覧
しずく☆・.…。
初めての 道草をした その訳を 語る子供の 頬は紅色
31
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KEN
さざれしを 戀のみたまと いだく人 思ひ浮かべて 川のほとりに
17
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詠み人知らず
今宵また目にも涼やか月見草眺めて歩く道端の距離
13
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幸子
触れもせでいかに混ざりき君といふ色の絵の具は我の心に
18
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滝川昌之
鼻を衝く異臭は地下の一角に段ボール纏う冬は厳しき
18
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うすべに
風音に眠れぬ夜は 風化した 夢のかけらを拾いあつめる
11
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横井 信
手に余る仕事をひとつ積み上げた机の上に可愛いお菓子
17
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しずく☆・.…。
年の瀬に林檎を囓り此の年の酸いも甘いも噛み締めてみる
22
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へし切
顧みる災い多き一年を 哀しみに耐え祈る 流れ星
20
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コタロー
色附ゐて風に散るのが紅葉なら我は水面に浮かせる池よ
18
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横井 信
年の瀬の濡れた道路を踏みしめて雨の匂いは冷気に溶ける
16
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詠み人知らず
あの地ならボロを着てても平気だと励まされたという流浪の民
4
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是瓜
大正の ガラスににじむ君の陰 写し撮るのは 僕がこの目で
9
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うすべに
冬の日の風もひといき ひだまりに 祖母の笑顔と干し柿のしわ
21
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横井 信
上弦の月は優しく傾いて会議の続く窓を横切る
19
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夢士
チンドンと昭和の音の懐かしや素通りし往く平成の子ら
13
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KEN
小雪散る 木末に殘る 熊棚の 影も寂しき おくのほそみち
14
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灰色猫
ひととせの募る想いや花ひらく白き吐息の月下美人よ
24
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亜比木洋華
けたたまし 爆音あげし 珍走の こけてくたばれ念を送りし
2
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滝川昌之
堰と成り幾度撥ね退け親ならば乗り越え巣立つ子の背讃えよ
22
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