朝野沙耶のお気に入りの歌一覧
美生子
平和への祈りはやがて虹となり海の向こうへ想い届ける
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睡密堂
折れ曲がるビルから吹いて丸まった背中を押してゆく春の風
5
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萱斎院
むさし野の焼け野の色とむめの花 ぬすみしこころいづこやと問ふ
11
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ハジメ
毎日何か一つは綺麗にする今此処の自分こそ資源なり
5
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横井 信
ゆっくりと息を整え歩き出す卒業式のにぎわう廊下
15
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ハーコット
向かい風に目を細めつつペダルこぐ我を見おろす弥生の月よ
10
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茂作
人はみな家に歸れと聞こえけり 時雨を誘ふ山鳩の聲
18
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Aquarius
知らなんだこの湧き上がる情熱が邪悪なものに根差してるとは
5
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び わ
何だろうセキセイインコ二羽揃いペチャクチャ話し首を振り振り
8
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夢花火
手を伸ばし 空を見上げて 泣いた日々 うなじ残りし 黒い残像
3
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白﨑さき
夜勤明けメトロの逆風かき分けて頬張る朝のソーセージマフィン
7
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紫茉
壁に背を預ける吾に「大丈夫」と やさしく微笑むモノクロの君
6
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恣翁
雨上がり 重き露置く槙を見る 遅き寝覚めに臥せる床かな
14
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ななかまど
降り足りぬ雪雲はたれあの日から纏わりついた予期せぬ言葉
13
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滝川昌之
パイプ椅子 卒業式できしんでも勢いで立ち受け取る証書
18
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痴光山
燃やすごみの袋はいよよ小さくなり びん、缶は減らぬ独居の苦笑
7
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KEN
どこまでも行けぬ大人がどこまでも駆ける子を見る淡雪の道
13
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ななかまど
陽の当たる方へと春の足は向く早緑色の旬は何処と
16
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夢花火
恥ずことを 知らず歌えば 心地良し 拍手浴びる 照れ屋の喉に
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へし切
はや三月 花のたよりは届かぬに 吾は花粉にはや惑ひにき
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