朝野沙耶のお気に入りの歌一覧
小林道憲
蕗の薹田の畦道に春告げる 草場にひとつ芽の吹き出でて
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痴光山
和歌いふは相聞に如かずや若くして 詠まば我には女影の淡き
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海野 冬雪
生きるなら十分な食も休みも仕事かな休日終わる
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滝川昌之
ついて来てしまった妻のこれまでの不満も今後の不安も背負う
18
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うすべに
ひかえめな白とむらさき 田の畦に小花模様の布をひろげる
12
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海野 冬雪
マシン降るあの日の道をカーで行く ワイパー越しの氷雨の峠
1
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水仙
内裏雛ひとつとどめよマグノリア憂き世のなかに亂れ咲くまで
2
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睡密堂
人形は飾らなくとも雛祭りあられとちらし寿司で彩る
8
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継海
流し雛千代に流れて平安の菜の花咲きし小川に遊べ
6
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海野 冬雪
それやこれ絶滅危惧と聞かされる ホリゾンブルー 風の中で
1
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横井 信
珈琲の香り漂う食卓に並べる今日の楽しい予定
14
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白﨑さき
振りあった手の残像がまだあるのにさよならよりも震える音って
5
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入山夜鷸
風吹きて 桃笑むを待つ陸奧も稚兒らの頬は花となりけり
9
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白﨑さき
いつだって優しさの形は不変です。大きくなるか小さくなるか
3
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白﨑さき
優しさの力価はいつも変わらない。飲み込みやすいか届きやすいか
3
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水仙
雛祭をはりに左大臣ひとつわがいにしへの友と招くも
2
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三條
透明な愛ならいいよ永遠にわたしに色をつけないでくれ
7
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仙人の弟子
対岸のかそけき灯り君が住む瀟洒な家に夜のさざ波
6
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三條
無常という死神いつかわたしにも永遠に暮れぬ夕暮れが来る
2
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夢花火
時は過ぎ 悲しみ暮れど 焼き付いた 優しき名前 忘れな草に
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