朝露のお気に入りの歌一覧
KEN
鵺鳴かぬ 闇夜に沈み ただひとり 想ふことなく 眠ることなく
21
もっと見る
恣翁
虫の音に 耳澄ますがに押し黙り 肩を並べて 死出の道行き
19
もっと見る
灰色猫
自己愛を阿ぬ心を大切に己を謀らぬ言葉こそ歌
23
もっと見る
ひよこ豆
下に居てたわわに実る赤い実を見上げるリンゴ寂しくひとつ
18
もっと見る
ひよこ豆
モンブラン茶巾絞りに蒸し羊羮小布施の栗を心ゆくまで
12
もっと見る
ひよこ豆
いつも見る景色にひとつぽっかりとやさしい色の欠けた淋しさ
24
もっと見る
コタロー
カラフルな花壇の花をひとつづつ巡り巡つて飛びたる秋蝶
11
もっと見る
ひよこ豆
老いた手をしっかと握る小さな手笑みの溢れる横断歩道
25
もっと見る
詠み人知らず
香りきて秋深みゆく栗山に賑わう子等のこだまが躍る
17
もっと見る
詠み人知らず
日野川を登りて深き里山に曇華朱朱染めて秋ゆく
17
もっと見る
幸子
遅咲きをものともせずに山茶花の今を盛りと春を壽ぐ
34
もっと見る
幸子
「あ、今ね、息をついたよ」車庫入る夜の電車に子は耳を澄ます
18
もっと見る
幸子
遠ざかる活力の尾を引き寄せむと好みし歌を次々に聴く
15
もっと見る
幸子
人知れず水を吹きゐる噴水が永遠の時間を司る庭
19
もっと見る
幸子
伝記ぢやなく歌人論ぢやなく歌集読み初めてあなたと二人きりになる
16
もっと見る
ひよこ豆
寂しいと溢してみても一人きり答え返らぬ広いリビング
21
もっと見る
ひよこ豆
朝の陽が愚図る昨夜を消し去って未来を運びやわらかに照る
17
もっと見る
ひよこ豆
軒下にひろがることの許されず ほそぼそ揺れる箱入りススキ
15
もっと見る
ひよこ豆
君の目に映るしっぽは魅惑的高ぶるままにぐるぐる回る
11
もっと見る
ひよこ豆
雨降りの窓に小さなアマガエル必死に張り付きじーっと我慢
15
もっと見る
<<
1
|
2
|
3
|
4
|
5
|
6
>>