ひよこ豆のお気に入りの歌一覧
び わ
一輪のゼラニュウム赤く庭の隅厳しき寒さよく耐えており
5
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灰色猫
坂道をノンストップで転げゆくレモンみたいな初めての恋
27
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詠み人知らず
山茶花の垣根の果てる曲がり角折りて馴染みのカフェの芳香
13
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コタロー
あちこちに紅葉浮かせる古池を居場所と定め鯉が泳ぎぬ
9
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詠み人知らず
ここ一番攻めも守りも十五尺男生意地を土俵にかけて
11
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コタロー
芝生には銀杏落ち葉が敷かれつつ少年野球を皆が觀戰
8
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ななかまど
秋の田に耕やす吾を囲みたり鶺鴒の背に野生のひかり
14
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夢士
山と積むカードに残る人の顔四十年の苦楽の歩み
13
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滝川昌之
枯れる芝 最終戦もノートライ 背をたたかれたロッカールーム
17
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幸子
退屈など許されぬものと思ってた点取虫の魂は百まで
16
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横井 信
街路樹のちらほら残る桜葉はひかりを弾き夜空に浮かぶ
16
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藍子
秋晴れに布団を干して午後を待つ取り込む時間外出出来ず
19
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ななかまど
立冬へ豆たたく音はじく音音の乾きて冬遠からじ
6
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可不可
刀剣女子の鑑賞会に収拾まらない 振るへば命も断つ危ふさ
9
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仔柚
シーツの波に気だるいからだ二つ朝寝坊がお決まりの日曜
7
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菊いも
老師説く頭の中はほっておけ五官の機能あるのみぞ今
4
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只野ハル
自分との約束破ってソファーでまどろむお昼前まあいいか
8
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只野ハル
小春日が暮れ折り上げた袖を伸ばしてひとり飲んでるミルクティー
11
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クロネコ
なにもかも うつろう世は色あせし 思う心も霞み消えゆく
10
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萱斎院
飛ぶ火野にたちさまよひし鹿のこゑ 絶えてかなしきあきぞ更けゆく
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