バロンマンのお気に入りの歌一覧
灰色猫
とろとろのミックスジュース味わえば桃の主張がやたら強いぞ
21
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詠み人知らず
何見しや陰りある瞳若きゆえ青々と燃えし魂抱え
10
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詠み人知らず
紅の牡丹一差しあれば影の差す障子の内も艶めかしかな
11
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詠み人知らず
「切ない」が離れていくほど温かく一人になって貴方が近い
8
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詠み人知らず
山深み名残りの夏の古代杜山まゆがふわりこちらへどうぞ
18
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ななかまど
はやばやと幟たなびく宵祭り散歩いそぎて赤飯を待つ
7
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ななかまど
案山子にも着心地の良さあるらしく孫のお古のアンクルパンツ
11
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石川順一
目覚めれば十一時台まで眠りけりいきなり昼餉のカレー饂飩食べ
21
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石川順一
水滸伝読めば読むほど分からないシオリをたくさん入れて読むから
14
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可不可
廊下はね陸上のトラックぢゃ無いの 誰とぶつかったか教へてあげる
8
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滝川昌之
秋霖が彼岸までにと冷ましゆく狂った星のくるった熱を
28
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滝川昌之
折り鶴に息を吹き込む瞬間に小さな平和が膨らむのです
34
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コタロー
病床の母を訪ねる手土産に吾の投稿歌載りたる雜誌
15
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コタロー
梨の實を母が綺麗に剥ゐてくれ大きな方を我にくれたる
5
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コタロー
秋の夜の友とも呼べるラジオから天に召された尾崎が聞ゆ
12
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おんぶ
おれだけの めじるし君に 遺すから白い砂浜 旗をたてよう
4
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へし切
死人花てふは哀しきひびきかな葉見ず花見ず密やかに咲く
21
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へし切
君をまつ虫の声きく独り寝の夢の直路は秋にやあらむ
24
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横井 信
葉に落ちた雨の雫を指先でそっと弾いて駅へと向かう
18
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横井 信
雨上がり涼しい風に流されて藪蚊は止まる半袖の腕
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