詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
灰色猫
君のない帰路に伸びゆく影ひとつまるで片手をなくしたようさ
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灰色猫
憧れの歌集のカバーを外す時あなたの服を脱がせるみたい
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灰色猫
猿山で寝転ぶボスに如意棒を与えてはだめ与えてはだめ
11
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灰色猫
好きだから私を見てって教室ではしゃぐあなたへモールス通信
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うすべに
はかなくて 夏のなごりのさくら貝 壊れるものと知りつつ拾う
13
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へし切
小春日の 日中 照る日の穏やかに 冬立つ野辺の色かはりゆく
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横井 信
秋深く野山を駆けた北風を海へと送る鳥の歌声
14
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灰色猫
夢なんて描いちまって眠れずに興奮してる少年であれ
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横井 信
ふと沁みる治りかけてた傷口にそっと触れてく秋の夕暮れ
15
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コタロー
蜘蛛の圍でじつと動かぬ女郎蜘蛛孤獨と饑ゑに必死に耐へる
7
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コタロー
亡き犬も連れて來たいなドックランはしやいで吠えて走つてジャンプ
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ながさき
健康と 長寿の道を 共々に いのちのうたよ 天まで届け
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神戸風見鶏
淡き花柔き緑葉眞紅の實 ふりはてゆきて冬花水木
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ななかまど
白鳥の胸より生まれる湖波を岸とどくまで見つめておりぬ
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滝川昌之
肩ゆらし先生を向く先生のタクトで僕ら左へ右へ
16
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灰色猫
桜色かわいい色の電池だね春を終えても咲いたままだね
11
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灰色猫
リストラの怒りのあまりミニチュアの新幹線を脱線させる
14
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灰色猫
絶妙な距離から放つジャイアンをマットに沈めるライダーキック
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横井 信
前を見て進む小径に朝顔の季節はずれの夢が咲いてる
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KEN
こがらしに しぐれの混じる 夜半の路 褪せたあぢさゐ まなこに宿る
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