詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
秋日好
下を見て綱渡りする現実を綱切ることしかしない他者たち
13
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可不可
マルセイユ沖から飛び去るFー5B 小さな王子の小さな星へ
8
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ななかまど
堂に座し秋の予感の風筋にきらめく夏を胸にたたみぬ
18
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へし切
夕暮れて風は涼しく処暑のそら鳴く音も変わる蝉のこゑかな
23
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詠み人知らず
濡れながらおののきながら殻を脱ぐ 平成最後の夏の終わりに
14
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詠み人知らず
電脳の海の中だに斯くあるを 現の様ぞ推して知るべき
11
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詠み人知らず
何事か挑みて確と陽報のあらば誰でも挑みたるべし
11
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詠み人知らず
戯れ合ひて 息鎮まれば 夕焼けに影法師ふたつ重なりたりつ
18
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恣翁
椽に続く障子の破れに 囁ける風の音寂く 秋は来にけり
21
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滝川昌之
子育てを終えた燕の空の巣よ夏の初めに吾と戻れよ
27
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ひよこ豆
降る雨に葉を重くしたイチョウの木薄く輝き緑艶めく
16
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藍子
線香の香り漂う家の中小さき背中見せる我が父
30
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月虹
伝えねば届かぬ言葉切り出せず見上ぐ夜空に星が足りない
40
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月虹
人生はかくも切ない事ばかり夜は孤独の色をしている
72
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KEN
益荒男がまなこ閉ぢ見たふるさとの社の木末今もそのまま
14
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藤久崇
降ちゆく 蝉も仰ぐや 露霜の 秋を指し飛ぶ 蜻蛉のかげ
22
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聴雨
オペ室にゆつくり進む肩越しにピースサインを送る母君
14
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西村 由佳里
納得がいかずすぐさま折りたたむ手を入れられた我が原稿を
9
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ななかまど
惜しむとも黄泉の国へと送り火のほむら幽し見守り給え
12
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滝川昌之
三昼夜 森で耐えてた幼子を救ってトトロは軽で去りゆく
27
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