日置鳩子のお気に入りの歌一覧
横井 信
和やかに 回復祝い 集まりて 卓を囲み 飲めぬ酒飲む
10
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夕夏
しぜんよむれんあいものもいにしえのうたにうたわるおおらかさなく
4
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恣翁
咽を刺す夜気に 鋭く光りたる 二日ばかりの 幽かなる月
22
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コタロー
冬鴉刈田の中で爭つてやれよやれよと騷ぎ立てたり
8
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コタロー
冬鴉一羽刈田を飛び去つて遙か彼方へ消えて行くなり
8
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夢士
さらし巻き背筋伸ばして懐手しかめ面して肋骨押さゑ
16
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滝川昌之
友人の喪中はがきが届く夜はまずい酒だと寒空にらみ
24
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へし切
さざんかの花は垣根を赤く染め曇るこころの 空 晴れやかに
26
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只野ハル
仏像もCTスキャンする時代秘仏の秘密に見る巧み
11
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己利善慮鬼
秒針が止まった今日も青空を流れる雲は昔日の白
12
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己利善慮鬼
団子屋の香り芳ばし故郷の駅のベンチで特急を待つ
14
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己利善慮鬼
氷雨降り靴に抱きつく桜花儚きままに持ち帰ろうか
15
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己利善慮鬼
遠き日の夏は過ぎ往き高き陽の翳ろうとして君の手を取る
27
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ラベンダー
のど飴を 「これおいしい」と 喜んだ 祖父は程無く 意識不明に
19
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千映
温かき心持ちあうボラ仲間と寒さも忘れ忘年会終え
9
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石川順一
花期長き菊は秋から冬にかけ花瓶や庭で存在感増す
18
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詠み人知らず
いとけない砂糖菓子のよな少年が胸に溶かした姉への憧れ
15
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真冬病
めくるたび転生先の検討がはかどる鳥類魚類の図鑑
6
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笹原八
革靴とサンダル 向きを揃えても先着順にみんな寂しい
3
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詩月恵
珈琲のなかの氷が困ってた 二人が終わる予感がしたから
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