日置鳩子のお気に入りの歌一覧
千映
臥雲橋母と二人のミニ旅行燃える紅色眼下に溢れ
13
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千映
二十年経てトーテンポール撤去され造った子達も子の親となる
12
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ラベンダー
瓦屋に 干し柿吊るす 里山は 冬の訪れ 待つが如し
25
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千野鶴子
訊いておこう「どう作るの」と訊けるうち父の作りし鯉こくのレシピ
8
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石川順一
ユキノシタ蔓延る水路沿いを行く河津七滝見終えし後に
25
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灰色猫
今日もまた髭を剃らなきゃならないさ作りたくもない笑顔のために
20
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吉野 鮎
わがうたの拍子はづれを糺せよと賜りしぽちありがたく候
10
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ななかまど
葉を落とし風に立ちたる柿ノ木は実を揺らしてはバランスを取り
11
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詠み人知らず
人知れず ともされし灯の温もりに ほどけし心 久しき夢路に
19
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詠み人知らず
惑うとき我がくちびるの深き皺なぞれば外は降りそむる雨
31
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秋日好
手を泥に浸して稲の香り嗅ぎいのち溢れる屋上田圃
22
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コタロー
曙の空を羽ばたく鳥の群れ一羽一羽が遲れを取らず
10
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コタロー
早朝の工事現場の砂の山昨日のシャベル二本が差さる
7
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月虹
柔らかく強く包んだホールドが保ち続ける二人のバランス
28
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へし切
月影に宵のむら雲冴えまさり独り寝る夜のこころ凍らせ
27
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灰色猫
迷い込む猫に怯えつ睡蓮の鉢のめだかは冬を迎えり
24
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恣翁
空高く昇れる月は 青白き烟に 森を包みたりけり
25
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滝川昌之
バスが吐く煙が白く目に見えてどうやら冬は停車している
26
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夢士
やみ疲れふと見る月の太りゆく満月待ちて走りいづ 吾
16
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inosann
生来の甘え上手が不機嫌な妻に猫なで声で許し請う
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