日置鳩子のお気に入りの歌一覧
祈り花
歸る子に梅干し持たせ見送れば亡母の仕草をふと思ひ出す
11
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みつ鷹
中吊りは人の人生そのままに 式場斎場 薄毛に脱毛
6
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ふじこ
友の名を呼ぶ我が吾子の息白く木枯らし包む紅葉の手と手
20
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夢士
ぶらぶらと川辺を歩く昼下がり風に吹かるる枯れ尾花かな
19
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inosann
帰る家わからなくなりし義母となり同居を急かす吾の心中
23
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吉野 鮎
信徒らの顏に兆せし歡びの復活劇の開演まじか
12
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秋ひもの
初雪よあなたが笑うために降れ 雨よわたしを消すために降れ
46
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六日野あやめ
君というポスターを壁に貼るような追いかけるだけの恋をしている
11
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まなまま
たこ焼きを火傷覚悟でたべるよに君にキスした高三の夏
22
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関山里桜
幼目に粗目糖と見しは薄らかに葛の枯れ葉に降りし初霜
11
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滝川昌之
いつだって止んだら傘はじゃまになる それでも親は子の傘になる
21
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近江の人
横書きの仮名の美醜や好悪の罪なき文字に同情しつつ
6
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せみど
4かける3センチの絵を切りとって私の代わりに笑ってわたし
5
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せみど
美しき足に仕えるはずだったヒールの隙間を百均で埋め
6
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せみど
父のような私のような顔をして花にうもれて夢も見ぬ祖父
9
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せみど
もし僕が建築家ならこの町を君の背中のまるみに合わせる
5
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角谷守
吐く息の白きを想い開けた口 閉じる理由を考える朝
2
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ふじこ
時満ちて長き旅路を終えし時人はいづれも白に還らむ
5
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横井 信
歩く時 浮かぶ言葉が 面白い 心を巡る 果てしなき旅
21
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横井 信
寒空を 飛び行く鳥の 羽ばたきは 荒ぶる風に 抗いながら
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