日置鳩子のお気に入りの歌一覧
横井 信
うつむいて 考え歩く 帰り道 歌につられて 見上げる月夜
15
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横井 信
待ち侘びた 冬の日の出を 今はただ 背中に浴びて のんびりゆこう
20
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千野鶴子
日に干した布団に潜り思い出す初めて君を抱き締めた日を
13
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千映
高額な補聴器母に買い求め「もとを取るまで頑張ってね」と
14
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絮谷新
かくも水深き氾濫浸されて隧路に眠る遠きふるさと
19
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月虹
踏み出した一歩に全てを託すから二人飛び立つナチュラルターン
27
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吉野 鮎
秋篠の中洲に青鷺佇みて藥師寺晩鐘川面流るる
15
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吉野 鮎
凍てる朝空澄みわたり鶺鴒のかぼそきこゑの愼しみを愛づ
12
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inosann
急き立てて「早くパン食べて」と言う妻に義母は悠然とお湯を啜りおり
23
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夢士
枯れ枝の福良雀や実のごとしパンと柏手数多飛びゆく
26
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滝川昌之
秋もどり夜に凍てつく段取りのあわてた月が昼空に笑む
25
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へし切
やはらかな冬の陽ざしは優しくて君のぬくもり想ふ小春日
27
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近江の人
伸びをする猫の背中がカーブして黒い毛並みに光転がる
8
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安井シンゴ
窓の辺に咲くチューリップの花の如く ただまっすぐにひかり求めん
14
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リンゴ
愛や恋 歓喜や憂い 目に見えぬものにこだわる 愚かな女。
5
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紫草
吾が子見て「お兄さん」と呼ぶ義母の瞳に映る蒼き男影
7
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石川順一
土曜日にメガネ専用洗浄剤詰め替え用をスプレーボトルに
12
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滝川昌之
体温と同じ大気に包まれて僕らは夏に同化してゆく
21
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詠み人知らず
鴇色の空に被さる雲間から 幾すじ陽の洩れ 天使のはしご
12
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詠み人知らず
この首に 永久に消えない紫のチョーカー つけてあなたの指で
14
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