水色一揆のお気に入りの歌一覧
bgvillea
躑躅花にほえ娘子のあま露に酔ひて舞ひよる袖の蝶蝶
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bgvillea
吹く風も流れる水も夏の日もただこの胸のざわめきに因り
10
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bgvillea
あをの天うす明いろのとお野にも果てには君の見る星やあらむ
12
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蔓葵
朝がすみたなびく山のふもとよりうすくれなゐの春は来にけり
46
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蔓葵
夜もすがらなきあかしつる松虫の待つとなけれど草の上の月
12
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蔓葵
夏草のかりそめながら心ある名もしらゆりのひともとは見ゆ
15
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横雲
音絶えて偲ぶ心の抱かるる春の夜の夢牡丹雪降る
31
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やねうらねこ
やはらかな山のなだりのふくらみを染めてうす紅山桜咲く
12
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林ユキ
紅き実をひらく石榴の一枝の苦しきこころ燃ゆる秋かな
49
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ことり
はじまりの冬の陽射しがとどくとき草食獣の口許静か
6
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ことり
くづほるるやうに夕闇迫りくる走つてきたる人の背に
4
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ことり
生き残るうしろめたさに揺れていん廃屋の庭にカラスウリ赤く
8
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ことり
きららかに蜘蛛の糸見ゆさびしさを言葉に紡がず生きるものらは
12
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ことり
何処より来たれる蝶か思い合うこころのようなふたひらの翅
12
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ことり
冬瓜をとろとろと炊く背後にはしずかに時間が溶けゆく気配
14
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ことり
夕立は通り過ぎてわたしからまた一滴の切なさが零れる
24
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ことり
待つことのつねにさびしく日だまりにただ一鉢の桜草置く
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天野めぐみ
ひとりゆく枯れ銀杏の寂しさや踏み踏みて鳴る秋の鈴音は
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bgvillea
夜はまだら月に目蓋のかかり居るおまへの知らぬ嘘を吐かうか
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二厘
人の子よ地に満ちて地を従わせよ関東平野にラブホテルあり
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