詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
吉野 鮎
信徒らの顏に兆せし歡びの復活劇の開演まじか
12
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へし切
吾が胸のさても心は変わらぬを憂きに堪へぬは老いにぞありける
25
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石川順一
昼の月軍用ヘリの幻かクレープ食べてチョコリッチかな
10
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角谷守
雨戸閉め、間違い電話に聞き入って、受話器しかない生きている今
3
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角谷守
トイレットペーパーの芯を手で塞ぎ、叩いたような音のする咳。
5
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角谷守
雨の日のビニール被った新聞が一番好きな新聞だった
4
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角谷守
じゃり道の轍はいつも泥濘へ 雨上がりには子供等がいる
4
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吉野 鮎
あつけらかん詠ひしうたのあかるさよきみも雛罌粟われも雛罌粟
17
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吉野 鮎
まごころをこめて歡ぶうたに醉ひ艷めく花芯の妖艷に癡る
15
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石川順一
コンビニは改修中で新しい店舗が出来る業者の出入り
14
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千映
吾の人生残りをどんな味付けに普通のなかに個性を振りかけ
11
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近江の人
再検査明日の不安とバイオリン涙出そうな瞑想曲
6
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近江の人
横書きの仮名の美醜や好悪の罪なき文字に同情しつつ
6
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滝川昌之
塩梅は冬日まかせの軒下に大根と柿は仲良く干され
30
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へし切
思ひ侘び袖のしぐれも堰あへぬ世にふる河の憂き瀬になくも
26
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石川順一
木曽川の鬼が島には木ばかりが鉄橋通る電車が過ぎる
16
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日置鳩子
打てや打て夜雨に手拍子打つならば冬の心ののどけからまし
15
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日置鳩子
為朝の射ち落としたと指させば溟海にたぎるジュラルミンの月
12
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日置鳩子
廃校のタイヤの跳び箱吹き抜けて風よ歓声を掴まえにいけ
21
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吉野 鮎
規格外製品檢査規格外らしくあれなどもとめられても
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