ふじこのお気に入りの歌一覧
コタロー
雨降りの田より湧きたる蛙の子ぴよこぴよこ跳ねていと可愛いらし
12
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詠み人知らず
綿すげは雲海の如ひろがりて木道を歩く心浮かれつ
23
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コタロー
母が子に慣れぬバットでボール打つ慣れぬグローブ笑顏の二人
37
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紫草
あきらめは珈琲碗の温もりが次第に消えてゆくようなもの
23
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へし切
夏ひと夜 君と寄り添ひ見し花火 刹那に咲いて夢と消えゆく
28
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へし切
梅雨明けてつづく猛暑日かにかくに野には燃え立つひまわりの花
26
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滝川昌之
打ちあがる花火いくつも連なって絢爛豪華うたのわの夏
21
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灰色猫
長雨に潤う木の葉は煌めいて夏を告げつつ濃さを増しおり
25
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詠み人知らず
七夕の月あかりのみで文を読むいにしえ人を偲ぶ文月
32
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Chico
凭れなば支へてくれし淋しさをきみに遺しき 魂ちはふまで
29
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大野 冨士子
薬罐には冷えた麦茶の夏休み 眩しい庭と 薄暗い居間
116
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灰色猫
乱舞するほたるのなかに君がいるおそらく群れで一番弱く
21
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へし切
戦とて誰が望みて死に行くか平和の在るは散華の上に
271
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石川順一
不意に吹く風が葉裏を露わにし全ての濃さを薄くして行く
80
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長頼朝臣
夏草の思ひ萎ゆる身をあやみ君に会はじと言ふを恋しき
7
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己利善慮鬼
月を遠み夜こそ通へ人言も浮き名も雲も立たぬと思へば
10
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紫草
藤の房照らすひかりや花影のさ揺らぎ優し五月朔の日
33
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滝川昌之
夏空の青より深く足元に小さく咲いたツユクサの蒼
28
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