詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
ビュービューと風立ちぬれば 撓みたる電線の影 障子に騒げり
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詠み人知らず
蒼穹に映ゆる紅殻 桜葉の風に耐ふるを 日向ぼっこしつつ
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詠み人知らず
和であるに しとやかにして地味なるも ひと手間加へてバタくさく美味
12
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詠み人知らず
慇懃に対応すれど苛立たしき 間違い電話の郎女の声
13
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詠み人知らず
背ゆ抱く手が髪に触れ 傾けし首筋に 落つる熱き唇
14
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灰色猫
言の葉も国旗も脱いだあなたからほどよい野性の香りがします
17
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灰色猫
めくるたび人が死にゆく小説を一枚一枚折り鶴にする
17
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灰色猫
爆音のバイクに乗って逃げようか実らぬ恋と拳銃もって
15
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灰色猫
奏でおりわがまま猫は歌いつつ自由気ままにピアノ踏んづけ
24
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吉野 鮎
優しげにさはりゆく先たちまちに豹變雌猫ながき陰爪
15
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吉野 鮎
嗅ぎ犬の徒然なる日日にほふ闇破壞されゆく嗅覺細胞
13
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ラベンダー
空見上げ 陽の眩しさを 感じつつ 色染まる葉に 煌めきを見る
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吉野 鮎
舌の上にまろばせてきく新しき酒にほろ醉ひ土瓶蒸し旨し
20
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吉野 鮎
蟲の音のありやなしやの冬初め十八夜月オリオンの靜寂
17
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吉野 鮎
俄かにや艷めく禿のくちびるのややに開けばのぞく舌先
20
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秋日好
ノックオン前に落としちゃだめだよね押し倒すのはいいのだけれど
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林林
時は経ち花梨の季節となりましたはちみつに漬け喉のおくすり
24
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千映
林林さん 「おかえりなさい」が言えましたいつかその日が来ること信じて
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日置鳩子
ぱたぱたと同僚の席を後にする不登校の娘と昼を摂るため
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千映
熱燗も饒舌の人呑むころに燗冷ましとなり刺身はぬるむ
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