詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
滝川昌之
湯冷めして切るに切られぬ電話には子の無き叔母の墓の行く末
20
もっと見る
千映
この冬は寒いかどうかは気にしない元気であれば何とかなるもの
13
もっと見る
千映
久し振り歩いた街は吾のことすっかり忘れおすまししてる
10
もっと見る
へし切
思ひ侘び袖のしがらみせきあへぬ憂きに堪へぬは人にありけり
25
もっと見る
千映
道の端蹴散らす乙女の脚を見て落葉悲しき顔を見せてる
11
もっと見る
大野 冨士子
朝九時の八百屋で会ったご婦人は 中華そば屋の 女将じゃないか?
10
もっと見る
リクシアナ
冬の影水面にふるる風花の刹那うつろう色なき澱み
22
もっと見る
横井 信
さあ行こう 頭の中を 巡る旅 新しい紙 広げた机
15
もっと見る
千映
難しいボランティアの講義受けキャパにそぐわぬ頭が悲鳴
11
もっと見る
横井 信
複雑な 色をまといて 立つ君は 折り鶴飛ばし 持つ募金箱
14
もっと見る
ラベンダー
晩秋の 枯山水に 映える紅 風に揺られて ひらひら踊る
20
もっと見る
千映
肩すぼめ歩く姿は三歳も老けて見えるし ニンニクを食む
11
もっと見る
秋日好
アリアドネ糸を失くしてラビリンスひとつの灯影の下 蹲る
11
もっと見る
秋日好
友人の宅前停まる救急車刻限きたかと心鎮める
16
もっと見る
inosann
二十代を棒に振りし如ひこもりを採用せんとす企業の着眼
18
もっと見る
吉野 鮎
山茶花の一輪ほどけまた一輪蕾の先のやさし桃色
21
もっと見る
吉野 鮎
櫻道彩の葉の散り盡くし木の下山茶花桃いろ一輪
12
もっと見る
吉野 鮎
小春陽の櫻並木の裸枝透かすひかりの眩しき朝
19
もっと見る
吉野 鮎
櫻道とりどりの彩葉に染めて散り積む朝冷た雨降る
17
もっと見る
吉野 鮎
霧深き明けやらぬ道鈴の音の近づきてくる霧おし分けつ
13
もっと見る
[1]
<<
1
|
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
>>
[190]