詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
灰色猫
葉を散らすそのたび樹々の体温は冬に備えて温かくなり
20
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灰色猫
我々は何者なのかゴーギャンの問の答えを私は持たない
20
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灰色猫
耳ふれるせせらぎの音にかき消され汝の言の葉の夢は覚めゆき
17
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灰色猫
舟として旅してゆけば優しさの聖地を巡る航海となり
18
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詠み人知らず
振り向けば笑みと涙をこきまぜて 吾もこれまで人立ちたりけり
13
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詠み人知らず
気利かすも ことによりけり 唐揚げにレモンかけるの好き好きなのに
13
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詠み人知らず
人味の悪さ薄むるギムレット カットライムの馥郁たれば
9
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詠み人知らず
キス魔なの? にやけてチューとかやめてよね 吾には何の罰ゲームだか
8
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詠み人知らず
雛鳥は揃わぬ羽に震へたり 猛しき翼に埋もれまほし
14
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inosann
吾が小庭も自然の営みの中にあり最近目立つ猫の糞害
18
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日置鳩子
朝明けに三味線鳴りてむらさきの薔薇しのぶれど雫を落とす
10
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へし切
口紅に潜めた恋の戦略に胸はドキドキでも知らぬふり
20
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横井 信
あこがれか 橋の手すりに 白い鳥 朝日を浴びて 泰然自若
19
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横井 信
帰り道 気になる仕事 思いつき 間違い気づく 明日への焦り
14
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日置鳩子
見守られ産卵している海亀はマリア・カラスの薔薇を知らない
8
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日置鳩子
烏賊釣りの船より見れば太刀魚のギラッギラッと薙ぎて消えゆく
14
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夢士
霜月や夕陽沈みて落葉踏む急ぐ家路に北風小僧
21
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日置鳩子
にじんだり時に溶けたり色づいたり水溶性なのでしょう人は
13
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へし切
黄落の街路のつつじかえり咲く小春のどかな冬のはじまり
22
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滝川昌之
「まだだね!」と恋人たちには充分な電飾前のヒマラヤスギに
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