詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
中野美雄
死に至る病と知りてあらためて人みな斯くと思ひはすれど
7
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灰色猫
自死だけが逃げ道となる苦しみを救うてのひら掴めぬままに
19
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灰色猫
物事はほんと小さく他愛ない責任ばかりじゃ息が詰まるよ
15
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灰色猫
冷めてゆく珈琲碗のあきらめが苦くないようシロップを足す
14
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灰色猫
生きている証としての抜け殻を残し蝉らは夏空に燃ゆ
20
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へし切
あの頃はみんな同じ襤褸を着ておなじ夢みてきらきらしてたね
21
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夢士
蜩の声聞く里や滝飛沫心洗われ暫し佇む
11
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へし切
疑いにいつも答えは「記憶ない」 こんな大臣 こんな官僚
20
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詠み人知らず
綿すげは雲海の如ひろがりて木道を歩く心浮かれつ
23
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千映
赤々と五山の護摩木それぞれのこころ託して燃えて候
17
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滝川昌之
夏休み子供も見れる中継で国のトップがならべた御託
21
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紫草
あきらめは珈琲碗の温もりが次第に消えてゆくようなもの
23
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へし切
己が身を追い込むまでに苦しんで自死した君はやはりバカだよ
19
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ふじこ
いつの世も変わり変わらぬものばかり同じ景色はひとつもあらず
11
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inosann
代役は絶対にない当たり役わが人生の主役は「私」
27
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詠み人知らず
スツールに掛けるあなたに跨って じゃれる幸せ 休みのひとコマ
17
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詠み人知らず
倦みにけり 膿出るがに倦みにけり 見送れる日ぞ とけしなくある
14
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詠み人知らず
何故捨てた 何故捨てたのよ 戻し汁 どうせ美味しく出来ませんけど!
21
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石川順一
やわもちや水羊羹の残骸がまだあるうちは安堵して居る
19
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吉野 鮎
腰曲がる八十路嫗も願かける十八少女にもどしておくれ
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