詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
関山里桜
朝顔の軒端に咲ける辻子をゆく赤きポストへ葉書を出しに
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リクシアナ
夏の雨白き行方の鉄橋を汽笛雄々しき単行のキハ
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リクシアナ
沿線の奈井江の街は雨霞みホームに青き紫陽花が咲く
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石川順一
詩を願う五百マイルを離れてもスーパー布袋にたどり着きたり
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石川順一
コーヒーを頼んでパンを一つとるカートが多く集合して居る
18
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ゐわむら
逢はざれば惜しとも思ふ匂ひあり吉野の山には鹿ぞ鳴きける
11
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滝川昌之
会議中 「あのー」 の数を正の字に一つ加えて飲み込むアクビ
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ゐわむら
我が国の民を進めず何人の席と申すか蓮の方舟
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へし切
夏なれば山響むまで鳴る神の名のみにあらずあな忌みじかり
27
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中野美雄
まなことづればまたあふれくる朝影の 桔梗きらめくとほき思ひ出
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inosann
朝に描き夕には消さんまゆずみで毎日まいにち眉を装う
16
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inosann
ただ生きるだけでも意味のあるのだが貴方は立派だ 生涯現役
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灰色猫
その崖の奇跡の花の香嗅げば幾多のたましい歌になるらし
18
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灰色猫
己が死の訃報手にして立ち尽くす友は何人いるのだろうか
18
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灰色猫
梔子の香りはきっとましろなる真昼に浮かぶ月の香りに
15
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灰色猫
ねえぷりんふるふるぷりんやわらかく君は僕らを優しくするね
17
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灰色猫
笹竹の清か香りに包まれて愚者はひととき賢者を生きる
18
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石川順一
たくさんのジャックナイフの意味を知りこれから歌う事をためらう
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ヒラヤノリコ
思い荷物背負っていくのは容易いが弱き心に未だ戸惑う
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夢士
陽の入りてジョギングしつつ散歩路待宵草の開花たずねむ
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