詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
灰色猫
夏告げるその遠雷は幼き日わたしを叱った祖父の声に似て
21
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灰色猫
桃缶をひとつ携え旅に出る新たな恋の予感覚えつ
18
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石川順一
眠るまで南の風を浴びて居る南の窓を開け初めにけり
9
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石川順一
方舟に乗るのはノアやヌーフなりマッカ啓示に含まれて居る
10
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夢士
開け放つ窓より入りぬ夏の風いづこで鳴るや風鈴ひとつ
15
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ふじこ
誰が為と言えぬものなり人生はただ己が為と精進あるのみ
10
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inosann
医師として生涯現役つらぬいた貴方の行きかた仰ぎ見るなり
17
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大野 冨士子
薬罐には冷えた麦茶の夏休み 眩しい庭と 薄暗い居間
116
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ながさき
「求羅」と云う 生きものありて 風を食む 風が吹くたび 喜び生きる
28
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灰色猫
讃えられ見張られている嗚呼イエスこの愛の夜にあなたは滅ぶ
13
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へし切
早乙女の田面に映ゆる赤たすきひと日も君を懸けぬ日はなし
22
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灰色猫
乱舞するほたるのなかに君がいるおそらく群れで一番弱く
21
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inosann
義母の背を見るたび想う年月に吾らの行く末おし量ってみる
20
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灰色猫
世界中ありとあらゆる美しい港を知ってる船長の筆跡
15
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石川順一
粒が効くそんなシーエム思い出すツムラやバスの製品思う
12
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石川順一
葉桜を傘にして居るその時も夏草生える川辺は涼し
21
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夢士
遠雷の声聞き歩く昼下がりここまでおいで一雨おくれ
16
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黒檀
かけうどんトッピングなき平凡が腹に染み込む味のある人生
4
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恣翁
朱塗れど 古さるるものと知りながら 名を売らましとは 浅ましきかな
14
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大野 冨士子
五が八に 七が八でも構わぬが リズム崩しは センスが無いス
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