詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
恣翁
混浴の 露天に浮かぶ 白き影 湯氣に烟りて 幻のごと
14
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恣翁
男女の川 現し身なくば 通へぬか 哀しからずや 人間の性
23
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恣翁
現し身の 女の肉に 惹かれゆく さういふ哀しき 人間が好き
33
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恣翁
後輩に 職を薦めし 非を悔やむ 彼うつ病に なりたりと聞き
14
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恣翁
息白く ボート擔げる 男の子らに 水温めりと 知らせられけり
26
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恣翁
鉤型の 編隊を組み 翔ぶ雁が 南風に乘じて 一列になる
13
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恣翁
木洩れ日の 背に感じたる 温もりを 確かめたくて そつと眼を閉づ
52
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恣翁
名も知らぬ 戀人逹が 陸橋の 夕映えの中 消えゆくを見る
22
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恣翁
春告げて そぼ降る雨は やはらかく 鎭守の森を 遠く烟らす
34
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恣翁
名にし負ふ 音羽の垂水 石走る 白き飛沫を 輝かせつつ
19
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恣翁
伏せ居たる 女の尻の 稜線を 後ろからさす 夜半のつきかな
23
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恣翁
繪手紙に 描ゐてみたし 鯖の身の 緋の血合と 白銀の皮
26
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恣翁
珍しく おんぶしてよと 甘えたる 娘のおもさ 背に味わひぬ
79
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恣翁
咲き初めし 小さき花を 愛により 連理の枝に 永久に擴げよ
30
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恣翁
蒼穹の 不安定なる 凧なれど 風に向かひて 高く上れよ
18
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恣翁
さいはての 昏き汀の 襤褸旗 藻屑のごとく 千切れはためく
18
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恣翁
蹴飛ばしを つつきながらの 春の宵 話は盡きず はや更けにけり
26
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恣翁
勇退を 勸めし人の 説明で 腹が脹れて 酸きもの上がる
21
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恣翁
けふ終はり 明日をいかにと 眺め遣る 酒場の隅の 紫烟の向かふ
19
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恣翁
花たづね 毘沙門堂に 詣づれば 安朱の里は ミモザ咲きたり
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