とはとのお気に入りの歌一覧
灰色猫
緑色の芝生が生えたテーブルが日照りに焼かれて梅雨を待ってる
7
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滝川昌之
数え唄 工場の煙突なくなって 数字の1は塾で教わる
9
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吉野 鮎
かさなれるあはひに兆すたがふ彩こころ冷えゆく神な月の雨
16
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石川順一
柚子実る緑が勝る現状にかすかに黄色に色付き始める
15
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灰色猫
きらきらと水面光る水田に散りばめられた春の歌かな
7
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滝川昌之
転居先告げぬ隣家の荒れ庭のナナカマドにも秋は色づき
31
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へし切
いたずらに歳月ばかり過ぎ行けどやがて花咲き稔る時あり
35
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へし切
花水木もみぢ色づく葉隠れに実は赤々と夕日に映えて
25
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石川順一
秋の夜ビーズやグレイを聞いて居る素晴らしいチャンスあるのでしょうか
20
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灰色猫
呼ぶ声に縫われるように重なって月の浜辺でわたしは成った
18
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滝川昌之
フゥッフッと発声するも春浅く河津桜で習うウグイス
29
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吉野 鮎
野分過ぎ蟲のね確ときえさりし明け初む西に白白と星
23
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石川順一
閉められし襖は何を隠すため冬の訪れ近く成り行く
20
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灰色猫
恋をする虫の音たちをかき消して風神さまは自由気ままに
18
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滝川昌之
代休の幼稚園にはいくつものドラマを生んだ白線のあと
30
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滝川昌之
澄み渡る水縹色の空深く吸い込まれしは懈怠の心
25
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灰色猫
爽やかなラムネの瓶に閉じ込めた真夏の海が温かい夜
25
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へし切
おのづから歌、唄、詩の言の葉に詠みつるもには心ありけり
27
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石川順一
曲芸師幼虫空を向き枝に留まって居る蛹直前
15
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石川順一
ブルースが習字道具と現れる田持て生きろと硬派を保つ
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