とはとのお気に入りの歌一覧
へし切
ひとり聞く時雨るる音は悲しかり人のこころを侘びしめて降り
22
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石川順一
君の事人にしたいな星座見る門が響くが富も響くが
8
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灰色猫
一匹の七星てんとう健やかに銀河の夢見て葉裏に眠る
20
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滝川昌之
キビタキが盲導鈴(盲動鈴)となる駅で山では自由に鳴けと労う
21
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へし切
秋風の身に寒ければ 夢一夜 去りにしひとを思い寝にして
26
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灰色猫
シトラスのトップノートは爽やかにふたりの恋を夏にかえるの
22
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林林
皺深き指がゆっくり紅き和紙ちぎりて貼りて曼珠沙華咲く
30
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大野 冨士子
何かしら良いことのある予感には 妻の笑顔が 不可欠らしい
252
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滝川昌之
長雨が止んで戻った太陽にどのベランダも黄色いハンカチ
22
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石川順一
葱貰ふ夕暮れ伯母が訪ね来て母が受け取る冬の季語かな
10
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へし切
吾が背の語る漢の生き様を子が追うという これぞ本懐
22
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吉野 鮎
夏逝きて泉州茄子や瓜終はるぬか床冬眠鹽雪被り
17
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石川順一
かわやから夏草の色しかと見ゆ我に生気を与えけるかな
9
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灰色猫
伊吹山煙れる雪の只中に迷える羊は主を持たず
21
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滝川昌之
雨冷にお湯割りにしたオールドは去りし花火と恋をうかべて
27
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ラベンダー
秋色の 服に冷たき 雨滲みる 傘無き吾の 心に降る季
26
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滝川昌之
オレンジの星屑をまくその花は きっと儚い夜の忘れ香
25
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吉野 鮎
大川をひかりと船が埋め盡くす船渡御供船君と子も乘り
10
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石川順一
青柿を眺むる父に鐘が鳴り葉の密集と夕暮れて行く
10
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灰色猫
柔肌にあなたの吐息が届きし夜わたしの焔が渦巻く夢路
22
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