むらさかのお気に入りの歌一覧
士心
「お兄様へ」 届けぬ文を書き溜めて 膿んで爛れて腐りゆく我
8
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士心
駆け引きを楽しめるほど若くない それでも嘘を吐く天邪鬼
9
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野々花
幾つもの季節を重ねてたどり着く今日という日を風が縁取る
30
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千映
「いつまでも艶つきの翁でいてね」アホな会話は愉しくていい
16
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灰色猫
焼けた肌ポカリで冷やすひりひりと夏のポカリは恋と似ている
17
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詠み人知らず
適量の不幸を抱え暮らすのは 視点次第で 仕合わせらしい
31
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沙久
好きという気持ちに嘘はつけなくてレシートの君の名前をなぞる
27
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千映
ハンサムはラーメン店主に多いです不思議発見統計的に
12
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ケンタロウ
父の日に 家族で過ごす 幸せを 噛み締めながら 食べる夕食
10
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千映
爺婆が三人暮らすトイレドア生きてる証 頻繁になる
11
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詠み人知らず
冷風の恩恵を受けゆったりと 新緑飛ばし 雲に追いつけ
20
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千映
「そんなにも 蛍いないよ」増えすぎたホタルブクロに語りかけてる
17
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紫草
寒かろう蜥蜴のしっぽは寒かろう炎天の地にぽつねんと死す
23
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吉野 鮎
手をのべて汝がくちびるにふるるとき含みて笑まふ眩しき若さ
17
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灰色猫
線香は燃ゆる時より生涯を全うするごと清ら燃え尽き
25
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灰色猫
眠りという静かな別れ寂しくて母の寝言に言葉を返す
28
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灰色猫
君がくちびるにふれつつ封じ込む愛の言葉を指つたいに聴く
19
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野々花
「頑張って」「そうねあなたも頑張って」堂々巡りのメールが続く
17
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へし切
梅雨入れば目には紫陽花あやめ草 君と眺めたあの夏空の下
23
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沙久
現実を生きて味わい血を流しそして世界を織り成してゆく
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