kingfaceのお気に入りの歌一覧
野々花
幾つもの季節を重ねてたどり着く今日という日を風が縁取る
30
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千映
ハイビスカスティーの酸味が口の中午後のくつろぎ意のままになる
13
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コーヤ
降る雨に困る人あれ紫陽花は濡れゆくことで輝きを増す
27
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野々花
常夜灯点して眠るあの人の便り途絶えて三年になる
26
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みやこうまし
歌詠むは執念なるか白内障手術を終えて片目で作歌
20
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tasuku
点滴の針を差し込む痛み耐えこれも生きてる証と思う
18
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ななかまど
梅雨の間に雲よりひかり射しくれば薔薇の香に酔う朝の夏草
15
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中野美雄
明けてなほ雨しとしとと降るなへに螢袋はほの白く咲けり
29
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詠み人知らず
紫陽花の雨にうたれし軒ばたで蛙我が世を楽しみており
38
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松本直哉
御巣鷹の露ときえにしきみしのびあかねぐもみるあきのゆふぐれ
37
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吉野 鮎
夕ぐれの刹那に燃ゆる儚さを薄らふ羽の蜻蛉の戀
19
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野々花
ふるさとは父母眠る墓となり「ただいま」なんて呟いてみる
27
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詠み人知らず
惑うとき我がくちびるの深き皺なぞれば外は降りそむる雨
31
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もなca
お化粧するママは嫌いとおさなごは理由を聞いても首ふるばかり
13
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中野美雄
山鳩の桑の木末に鳴くなるは吾が慾るきみの聲にかあらむ
8
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コーヤ
いくつもの バラの吹く息 触れゆけば香に酔いしれて 時を忘するる
16
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へし切
来む世にも逢はじとぞ思ふ逝き人の面影かなし吾忘れめや
32
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まあさ
草刈り機 轟音たてて 雑草と 呼ばれる草を なぎ倒す朝
18
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松本直哉
たまかぎる夕さりくれば海はなぎ遠景にたつ夏の子ふたり
11
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へし切
年経れば頭は白く内外も妹を訪ねば黄泉路にまよふ
28
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