中野美雄のお気に入りの歌一覧
まあさ
虫捕りの 網と虫かご 携えて 翁が幼子 追いかけていく
27
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海原 真生
鳥手羽の 煮凍り 熱い白米で溶かして食べる 起床15時
7
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千映
江戸切子冷酒をちびり舌の上転がす夏の夜はゆくりと
19
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吉野 鮎
ひとときの髮の亂れを汝の指のつたひゆく宵遠雷つづく
16
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び わ
新しきギターてにいれ弦ふれる「不安なのかも」ブルンとうなり
10
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葱りんと
「そろそろだ 葡萄の地物が 出てるはず」動けぬ体で 旬追う翁
12
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inosann
義足の子足の機能は戻っても家族は戻らぬシリア難民
22
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高松 蓮
異国の地 眠れぬ最後の 夜に見える 星を撮るうち 雨は止みたり
6
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へし切
吾がうちになほ恋しきとひとり言つ君しあればと思ふこの頃
27
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石川順一
青柿が二つも落ちて庭の土砂漠の様な所に蜥蜴
15
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秋日好
アルデバラン九夜ほのか灯り出で終いの旅の往路友かな
14
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灰色猫
この夏が最後の夏であって良いわたしはわたしの夏を歩いた
21
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滝川昌之
手をつなぐ歳ではないが振り向いて君がいるのを見てから進む
24
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inosann
細竹の先を朝顔型に組む盆灯篭は赤青黄色
19
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コタロー
道端で擦れ違ひたる白き犬何度も何度も我を振り向く
10
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コタロー
一陣の風が吹きたる中空に羽根を廣げて鳥が乘りたる
7
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秋日好
両腕に収穫袋提げ歩く濡れた重みでズボンが下がる
14
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灰色猫
台風が散らかし去った濁流を鮎らは抗い遡上を止めず
16
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灰色猫
八日目の蝉は子孫を残すべく老いゆきながら懸命に鳴く
15
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kingface
夜更けて座敷童子はさやさやと通ひ給ひぬ夏の想ひ出
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