中野美雄のお気に入りの歌一覧
コタロー
作業着の油の汚れそのままに若き工員歩き出勤
6
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inosann
縄文の足跡のこる水田の一歩一歩が今まで続く
21
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コタロー
朝顏や仄かな色に染まり咲き蕊の奧まで誘はむ如し
7
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コタロー
濁りたる川の中洲に花咲けば優しき蜻蛉ふはりと止まり
15
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秋日好
掘り下げて底を眺めて横に積む土くれ蹴って俯いている
20
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詠み人知らず
迫力の競技カルタを 見行はば 百人一首の歌人 目剥くべし
15
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詠み人知らず
暉暉たるに 真水を温み 童らや 騒がしき声 水浴びるらむ
20
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吉野 鮎
黒き蛾の羽の震へに花びらのあまつゆ雫す夕顏眞白
17
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関山里桜
失敗の痛み苦みを抱きとめて好きだったこと悔いはするまい
8
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関山里桜
クロップド丈のデニムとポロワンピ両手に迷う海へゆく朝
7
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inosann
砂浜で掬って残った一粒のような私の貴重な人生
24
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灰色猫
あぶらぜみひとつふたつと拾っては雨に撃たれぬ土の眠りに
18
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灰色猫
肉体は炎のように儚いね守りたいから捧げたんだね
17
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夕夏
まよなかにめざめのわけをかんがえるゆめのきおくをさがせぬままに
5
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林林
釣竿の先に止まりし赤とんぼゆっくり羽を休めてお行き
30
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kingface
処暑の声聞こゆる朝は筆持ちて小さき秋や探し行かまし
10
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へし切
をみなへし咲きたる原は黄金色 秋の野風にやさしくなびく
29
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滝川昌之
どう見ても不衛生だと昼間には思う屋台も宵闇くれば
24
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inosann
蝉の声うけ取り方はそれぞれに夏の終りか秋の訪れ
23
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安井シンゴ
博多には宿る星さえ見せぬ空なおも見上げて夏を見送る
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