中野美雄のお気に入りの歌一覧
関山里桜
いぶせきを佳き歌にもえ詠まずしていとど我が身の憎くあるかな
10
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び わ
ポロロンとギターの弦を飛び出して音の配達そよ風に乗り
10
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安井シンゴ
濃き影の木立選びて歩み行く時雨降りおり汗流れ落つ
6
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inosann
若き日の抗う気持ち忘れるな引力に逆らい生きて来たんだ
23
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まあさ
喜びは なくていいから 新しい 悲しみのない 八月であれ
24
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安井シンゴ
鐘太鼓小さき神輿は進み行く児等は纏いし夏の永遠
8
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inosann
いつもなら買わない「ざらめ」煎餅を二十円安に二つも買いぬ
15
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林林
「ありがとう」言い遅れずに生きたいな時が流れて去り行く前に
27
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石川順一
鮭の骨あったと言っては席を立つ父と二人で夕餉を食す
19
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恣翁
青みたる野原の上に ある丘の果てに 集へる山々神さぶ
17
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藤久崇
あたらしき 蒼きみそらの 奥の辺や 清かに風は 夏を吹きゆく
20
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灰色猫
安らかな孤独はまるで羽のよう優しい夜に祝福は降る
15
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藤久崇
松原の 風の響きに しのぶかな 長山吹かす 里の思い出
16
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林林
硬い実が柔らかい実を潰さない梅干し瓶の中の共存
21
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林林
重石せず減塩で作る梅干しの梅酢はゆっくりゆっくり上がる
18
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林林
母逝きし日のまま時が止まりたる実家のひと間にあの日の小物
27
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紫草
「おかあさん」と呼ばれて窓を開けたれば同じ顔して手を振る娘孫
19
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石川順一
稲の穂に風が当たれば次々に色の濃淡変え直ぐ戻る
17
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萱斎院
夏の夜の灯籠のかげにさそはれて 焼かるるものを夏虫ぞよる
10
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灰色猫
夏祭り浴衣さゆらぎあなたから初秋の風の寂しさ零れ
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